黒田三佳の言葉帳 催花雨〜膏雨

雪解けの早かった今年の米沢です。4月の始めには花を待ちきれない人々の気持ちを代弁するように「催花雨」が大地にたくさん降りました。そして5月に入ると、今度は、種を蒔いた後の苗が育つように「膏雨」が降っています。日本人は、こんな風に雨にも名前をつけて、自然に感謝していたのでしょう。素敵な言葉を実感できる雨の5月、森に入ると、稚児百合がうつむいて、雨に濡れていました。ふと、娘が傘を持って行ったか、心配になってきました。DSC00143